長い形で読む書庫
主張を、一つの考えずつ。それぞれのエッセイは、根拠の要約より一歩深く一本の筋を進め、その根拠を、私たちに不利な部分も含めて下に添えます。
お金とは、ある種の社会の記憶です。あなたが誰かのために何かをした、という持ち運べる記録。それは売られたものを記録し、与えられたものを忘れます。お金と並び立つ、もう一つのものさしの話。
豊かさは、立ち位置をめぐる人間の争いを終わらせません。場所を移すだけです。社会が答えられる問いは、ものさしを持つかどうかではなく、何を測るかだけです。